医療事務は楽?楽な科と大変な科とは?できるだけ楽に働くにはどうする?

楽な科と大変な科とは?できるだけ楽に働くにはどうする?

こんな方におすすめ

  • 医療事務が楽な仕事なのか知りたい
  • 楽な科と大変な科を知りたい
  • 楽に働ける医療事務の職場の選び方

医療事務の仕事をするなら出来るだけ楽な職場で働きたいですよね。

とはいえ、医療事務は大変な仕事と聞くことの方が多いのではないでしょうか?

医療事務の仕事でも選び方次第で楽な仕事に就くことは可能です。

患者さんが少ないと楽だけど、暇なのと給料が下げられないか心配、、、

医療事務の仕事の理解に役立つ本

医療事務に興味があるけど、実際にどんな仕事をするのか分かっていないなんてことはないでしょうか?

これを読めばリアルな医療事務の仕事内容が分かります。

外来業務、保険証、レセプトがメインの本となっています。

マンガの説明があったり、フルカラーのため医療事務を知らなくても分かりやすい内容です。

医療事務のリアルを知りたいあなたにはぜひ読んで欲しい本です。

目次

医療事務が楽な仕事である理由は3つ

医療事務の仕事は一通り覚えてしまえば、毎日、毎月、毎年同じことの繰り返しになります。

患者さんが多い日や、時期は大変なこともありますが仕事自体は覚えてしまえば難しいことも少なく比較的楽な仕事と言えます。

国家資格が必要のない仕事

医療事務をやるために必要な資格はありません。医師や看護師のように国家資格が必要な仕事ではないのです。

よく聞く医療事務の資格というのは民間の資格で、就職を有利にするためにあった方がいいという資格ばかりです。

つまり、医療事務の仕事自体は資格が必要なほど難しい仕事ではなく、仕事をしながらでも覚えていけるレベルなのです。

実際わたしも医療事務の資格がなく先輩に聞きながら仕事をしていましたが、3年あれば先輩がいなくても仕事が出来るレベルになりました。

早い人だと、1年もあればレセプトを一人で見ることが出来るようになります。

体力を必要としない仕事

医療事務は体力的に楽な仕事です。

もちろん受付や会計だと立ったままということもありますが、走り回ったりするわけではありません。

医師や看護師のように夜勤や当直が必須な仕事ではないですし、パソコンでの作業が多いので座って作業することが多いです。

患者さんに何かあっても責任がない仕事

病院やクリニック、診療所に勤めていると医師や看護師は医療事故のリスクが必ずついてきます。

患者さんに何かあった時に訴えられる可能性があるのです。

そんなこと実際にあるの?と思うかもしれませんが、実際に訴えられているニュースはよく聞きますし、治療に納得がいかずカルテ開示をしてほしいという患者さんからの依頼もあります。

しかし、医療事務は基本的に診察が上手く回るためのサポートが仕事なので直接訴えられる可能性はかなり低いです。

基本的にはカルテの記載をすることもありません。

クレームを受けることがあっても訴えられることがない医療事務は精神的には楽な仕事と言えるでしょう。

医療事務で楽に働くには何科がいい?

医療事務で働くなら出来るだけ楽な科で働きたいですよね。その気持ちはよくわかります。

しかし具体的にどの科が楽というのはないと思っています。

同じ科でも患者さんが少なければ比較的楽なことが多いし、患者さんが多ければ忙しいからです。

あえて楽な科を選ぶとするなら以下を目安に選んでみて下さい。

医療機関に「ひとつの科」のみ

例えば、

Aクリニック ⇒ 内科・外科・眼科

Bクリニック ⇒ 内科のみ

この場合は内科のことだけ覚えればいいBクリニックの方が楽だと言えるでしょう。

より専門的な科がある

例えば

Cクリニック ⇒ 内科

Dクリニック ⇒ 糖尿病内科

Cクリニックは内科なので、風邪や腹痛、発熱、など内科症状のあらゆる患者さんが来ます。

しかし、Dクリニックは糖尿病内科のためほとんどが糖尿病の患者さんが来るでしょう。

同じ内科でも症状や病名が専門的であればあるほど患者さんが限られてくるので楽と言えます。

しかも糖尿病内科であれば、定期的に薬をもらいに来る患者さんが多いのでクレームなども少ないでしょう。

医療事務で大変な科はどんな科?

経験した科の中で大変だと思った科はこちらです。

整形外科

やはり整形外科は大変だと思います。どんなところが大変なのでしょうか?

  • 診察に時間がかかる
  • 事故や労災が多い
  • 患者さんが多い

整形外科は診察に時間がかかります。

レントゲン、CT、MRIなどの検査があるし、検査自体も時間がかかります。

検査前に診察して、検査の結果が出たらまた診察、そして処置が必要ならまた時間がかかる。

時間がかかるので「あとどれくらいかかりますか?」という患者さんからの質問も多いし、時間の予約をとっていても予約時間に診察が終わったことはほぼありません。

事故の患者さんは保険会社とのやりとりがあって面倒だし、(わたし個人の意見ですが)事故の患者さんはややこしい人が多いです。

労災も多くて、最初は健康保険で診察していたのに後日労災にしたいという場合や、明らかに作業着で受診しているのに「仕事中のケガじゃありません」とかいう人の対応も必要です。

仕事中の事故というパターンもあって、請求をどうしたらいいのーーー?となります。

他の大変な科

経験した科で大変だと思ったことをお伝えします。

透析】

  • 保険証の確認が大変、身障受給者証、福祉受給者証、特定疾病療養受療証、自立支援医療など保険証の種類が多すぎてわけわからなくなる。
  • 薬の処方がとんでもなくたくさん出る。
  • 透析に必要なダイアライザーの種類や算定方法が難しい

【発熱外来(コロナ対応)ありの内科】

  • 受診の時の手間がかかる(事前に電話してもらう、入り口や待機場所をわけるなど)

【検診をやっている内科】

  • 春から秋にかけて忙しい
  • 特に検診の始まる時期と終わる時期に患者さんが集中する
  • 電話の問い合わせが多い
  • 検診の請求や自己負担分の計算が面倒

すみません。あまりたくさんの科を経験しているわけではないのでそんなにありませんでした。

楽に働ける医療事務の職場の選び方

楽に働ける医療事務の職場の見極め方を紹介します。

選んだ基準は

  • 忙しくなりにくい
  • 時間外の診察がない
  • 会計の時の手間が少ない

医師が少ない医療機関

医師によって得意な分野があります。

例えば整形外科でも、股関節、腰、手、膝、リウマチなど医師によって得意な分野が分かれているのです。

医師がいればいるほど診察する患者さんの病名が増えます。もちろん患者さんも多くなります。

さらに、それぞれの分野ごとの処置や処方があるため会計が難しくなっていきます。

ですので同じクリニックでも医師が少ないほど楽に仕事が出来ます。

予約がメインの医療機関

電子カルテのシステムを導入している医療機関が増えてきたため、予約をとって診察をする医療機関が増えてきています。

予約制だとその日の混み具合を把握しやすかったり、待ち時間の短縮につながりクレームが減ったりするため医療事務にとっては楽に仕事をしやすいです。

外科系より内科系

外科系は手術で治療をすることが多くので、検査、処置、手術など覚える項目も多く大変になりがちです。

例えば整形外科や消化器外科、形成外科、乳腺外科などです。

あと、外科や整形外科はケガに対応する科なので時間外でも患者さんの対応があって忙しくなります。

それに比べて内科系は慢性疾患の患者さんが定期的に受診することが多いです。

血液検査と処方だけのこともあり、会計も前回と同じだったりするので医療事務としては楽に出来ます。

レセプトは検査や薬の病名の漏れがないか確認するのは大変ですが、毎回同じ検査や薬なので自然と覚えていきます。

無料の公費が多い科

医療証(乳幼児医療証、障害者医療証など)を持ってくる患者さんが多く、患者さんの自己負担0円になる診療科は会計を間違えても患者さんに迷惑がかからないので精神的に楽です。

例えば、小児科や透析クリニックなどです。市町村や患者さんの症状によっては自己負担0円にならないこともありますが、自己負担0円の患者さんが多いため比較的楽に仕事をしやすいです。

患者さんの支払いがないと処方箋を渡すだけでよく、もし会計を間違えてもレセプト確認の時に訂正できます。

医療事務の仕事としては負担が減りますし楽に仕事が出来る科だと思います。

だた、小児科は予防接種の種類を覚えないといけなかったり、透析は検査や薬の処方も多いので大変なこともあります。

医療事務にとって楽なのはどんな先生が診察する医療機関?

ここは余談なので興味がない方はスルーしてください。

あなたは診断が早くて数多く診察する先生と、丁寧な診察で待ち時間が長い先生はどちらがいいですか?

最近わたし自身が診察を受けた時に、医療事務だったらどっちが楽なんだろうと思ったことがあります。

こどもがよく皮膚科にかかるのですが、いつもの皮膚が先生の体調不良でしばらくお休みになるとのこと。

仕方なく別の皮膚科にかかったのですがその時に思ったことです。

診察中は忙しい方がいい?ゆっくり焦らずこなせるほうがいい?

いつもかかるA皮膚科の先生は診断がとても早くて、一人の診察時間は2~3分で全然待たなくて済みます。

今回かかったB皮膚科の先生は診察は丁寧なのですが、一人の診察時間が10~15分かかって待ち時間がとても長いです。

もし医療事務の立場だった場合、A皮膚科で働いていたらたくさん受付をしてたくさん会計をこなさなければなりませんが、診察時間がのびることはなさそうなので早く帰れそうと予想します。

もしB皮膚科で働いていたら、受付は多いとしても会計はゆっくり回ってくるので焦って会計することはなさそう、でも待ち時間が長いというクレームが多そうだし、診察時間がのびて帰るのが遅いかもと予想することができます。

しかしA皮膚科はゆっくり話を聞いてもらいたい患者さんにとっては不満がでるかもしれません。

B皮膚科は丁寧に話を聞いてもらえるので待ち時間が長くても診て欲しい患者さんが多いかもしれません。

口コミはどっちがいい?

わたし自身が診察を受ける時はよくグーグルマップの口コミを参考にするのですが、

予想通り、A皮膚科の口コミは診察が早すぎて丁寧に診てもらえず不満ということがかかれていて、B皮膚科は丁寧だけど待ち時間が長いということがかかれていました。

その口コミはその医療機関で働いた時に医療事務が対応するクレームだと思っています。

どんな先生でもクレームがない現場はない

どんな先生でも不満がでない医療機関はないのだと思います。

患者さんひとりひとりが望むことは違いますから。

いつもかかっている病気で薬をもらうだけなら早い方がいいし、初めて診てもらうならゆっくり丁寧に話を聞いてもらいたいと思う人が多いのではないでしょうか?

しかし医療事務としては診断が早くて数多く診察する先生の方がありがたいかなとわたしは思いました。

医療機関に滞在する時間が短いほどクレームは少ないと思っているからです。

受付や会計が落ち着いていても、1件クレームがあるとそれだけで時間がかかるし、メンタルやられますからね。

あなたはどちらの先生がいいですか?

どんな科でも慣れたら楽に仕事ができる

どんな科でも診察する先生が変わらない限りは薬、処置、検査内容などは同じことをやるので覚えてしまえば難しいことはありません。

どんな科でも会計は慣れてきます。そうすると楽に仕事が出来るようになってきます。

患者さんが少ないとか、人間関係がいい、など科に関係ないことの方が案外楽に働けるのかもしれません。

医療事務の仕事の理解に役立つ本

医療事務に興味があるけど、実際にどんな仕事をするのか分かっていないなんてことはないでしょうか?

これを読めばリアルな医療事務の仕事内容が分かります。

外来業務、保険証、レセプトがメインの本となっています。

マンガで説明があったり、フルカラーのため医療事務を知らなくても分かりやすい内容です。

医療事務のリアルを知りたいあなたにはぜひ読んで欲しい本です。

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この記事を書いた人

医療事務歴13年、1歳、4歳のママで現役医療事務。(時短勤務)
医療事務歴 正社員→派遣から正社員→パート→時短
主に病院の入院会計担当。未経験からの就職、転職などの経験を元にブログを書いています。

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