医療事務の仕事内容!何をする?必要な能力や資格は?メリット、デメリットは?

【医療事務の仕事内容】何をする?必要な能力や資格は?メリット、デメリットは?

この記事でわかること

  • 医療事務の仕事内容と必要な能力
  • 医療事務資格は必要かどうか
  • 医療事務のメリット、デメリット

医療事務といっても病院、クリニック、調剤薬局など働く場所はいろいろあります。

医療事務とはどんな仕事内容なのか?気になりますよね。

この記事では診察をする病院やクリニックをメインに説明をしています。

読めばあなたが医療事務に向いているかわかります。

目次

医療事務の仕事内容とは?

外来(クリニックなど)担当の医療事務の仕事は受付と会計、レセプト作成などが主な業務になります。

受付は、どんな症状で来院したのか聞いたり、保険証の確認しカルテを作って医師がスムーズに診察できる状態にします。

会計は診察後にカルテで診療内容を確認し、診療報酬に基づいて計算をして請求書を作成します。(会計ソフトがあります)

入院担当の医療事務は入院中の患者さんのカルテで診療内容を日々確認し、月に1回、もしくは退院時に請求書を作成します。

医療事務の仕事のメインは、診療報酬明細書(レセプト)の作成があります。

毎月10日がレセプトの提出期限なので月初から10日までは医療事務の仕事は忙しいことが多いです。

診療報酬明細書(レセプト)ってなに?

医療機関では略してレセと呼んでいます。

皆さん保険証をお持ちだと思いますが、保険証の自己負担割合は現役世代はほぼ3割です。

治療費の10割のうち3割は患者さんに請求し、残り7割は保険証の発行しているところに請求になります。

請求先は国民健康保険(国保)だと市町村。社会保険(社保)だと会社の保険組合。中小企業だと協会けんぽの方が多いです。

保険証の発行しているところに請求するためのものが診療報酬明細書、いわゆるレセプトになります。

医療事務に必要な能力とは?

  • コミュニケーション能力
  • 細かい確認作業が出来る
  • パソコンを使える
  • 患者さんや医療に興味をもてる

コミュニケーション能力

患者さんとのコミュニケーションはもちろん大切ですが、医師や看護師など他の職種の方と話をすることも多い仕事です。

事務処理能力

保険証の確認や、会計、電話対応、レセプトなど医療事務は細かい事務作業が多い仕事です。

パソコン(タイピングやWord、Excel)

パソコンで業務を使いますが、どこの病院でも会計のソフトがありますので特殊なパソコンスキルは必要ありません。

決まったことを覚えたら使えるので文字が打てる(タイピング)方なら問題ないと思います。

Word、Excelはどこの医療機関でも使用しますので基本の操作ができるといいです。

患者さんや医療に興味をもてる

受付、会計、レセプトすべてにおいて患者さんや医療に興味がある人の方が覚えが早いです。

医療の知識がなくても最初は問題ありません。

興味がない方は、勉強しようとしないので仕事が苦痛になると思います。

患者さんに興味をもてる方はそこから医療に関する知識も自然と身についていくと思います。

この人よく来てるな?どんな治療してるのかな?何をしてケガをしたのかな?など興味がもてそうな方は医療事務に向いています。

医療事務の資格は必要?

医療事務は資格がなくても働けます。

資格が就職に有利とも言えませんが、それでも資格はとることをおすすめします。

医療事務資格をとった方がいい理由

医療事務未経験者が医療事務を始めた時に、知識がないと挫折する(辞めてしまう)可能性が高くなるからです。

医療事務資格の勉強をすることで医療事務や医療機関で働くための知識が身につき、医療事務の仕事がやりやすくなります。

わたしは医療事務として採用されたときは、知識ゼロの状態でしたが結局採用されてから勉強することになりました。

当時はゆっくり教えてもらえるような余裕があった職場だったのでなんとかなったのですが、今は人手不足の職場が多いので事前に知識を身に付けておいた方が無難です。

初心者向けの医療事務資格は?

未経験者におすすめしたい医療事務資格
  1. 医療事務技能審査試験〈医科〉(メディカルクラークⓇ)(合格率77.4%)
  2. 医療事務認定実務者Ⓡ試験(合格率79.2%)
  3. 医療事務技能認定試験(合格率約85%)
  4. 医療事務検定試験(合格率90.8%)

この辺りの資格がおすすめです。

医療事務にはどんなメリットがある?

医療事務で働くメリットとは何でしょうか?

働く場所、働く時間の選択肢が多い

病院・クリニックは日本全国どこにでもあるので、勤務する場所の選択肢がかなり多い職種です。

そして勤務形態が午前だけなど選びやすかったり、家の近所で働きたい!と思った時も近くに医療機関があるはずです。

正社員、派遣、時短、パートなど働き方も多様で子育てママでも選びやすいのが医療事務のメリットです。

経験があれば仕事に困ることはない

結婚・育児などでブランクがあっても医療事務の経験があると、採用される確率はかなり高いと思います。

実際わたしも3年ほど医療事務以外の仕事を経験し、医療事務の仕事に戻ることにしましたが再就職に困ることはありませんでした。

20代、30代は余裕で、40代、50代でも経験があれば正社員の仕事に就くことも可能な仕事だと思います。

医療事務のデメリットは?

次は医療事務のデメリットです。

レセプト請求の期間は休みがとりづらい

レセプトの請求を毎月10日までにしないといけないので、毎月1日~10日までは休みづらいことがあります。

医療機関によっては遅い時間まで残業する場合もあります。(レセ残業と呼んでます)

年末年始、GW出勤(レセ出勤と呼んでます)がある医療機関もあるでしょう。

派遣やパートだと残業がない医療機関も多いし、受付だけの業務などレセプトをやらない業務に就く場合は関係ありません。

医療事務の給料は安い

正社員の平均年収は250万~350万が多く、月平均で15万~21万、年2回のボーナスというところが多いようです。

地域の差はありますが、派遣社員の場合は、900円前後~1500円前後、パートの場合は900円台~が相場のようです。

実際の給料が知りたいかたはこちらの記事がおすすめ>>医療事務の給料は安い?手取りは?正社員の給料を公開!!

覚えることはたくさん!

医療制度・病名・医療用語・診療報酬の算定、書類のことなど覚えることはたくさんあります。

専門的なので最初は戸惑いますが、どんな職場でも覚えることはあると思うので特別なことではないのかなと思います。

医療事務の仕事内容のまとめ

医療事務の仕事内容を簡単にお伝えしました。

医療事務の仕事は大変とよく聞くと思いますが、人間関係のトラブルがなく劇的に忙しい医療機関でなければそんなに大変だとは思いません。

わたしは何度か転職していますが、働く場所が変わってもだいたいやることは一緒なので結婚、出産があっても復帰しやすい仕事だと思います。

医療事務に興味があればぜひチャレンジしてみて下さいね!

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この記事を書いた人

医療事務歴13年、1歳、4歳のママで現役医療事務。(時短勤務)
医療事務歴 正社員→派遣から正社員→パート→時短
主に病院の入院会計担当。資格なしからの就職、転職などの経験を元にブログを書いています。

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