こんな方に向けた記事です
- 医療事務の職場が1年以上続かない
- 医療事務の職場環境に慣れずストレスがたまりやすい
- 医療事務が安定してくるとつまらなくて辞めたくなる
医療事務の仕事環境がストレスである、もしくは仕事に慣れてくると転職したくなって困っていませんか?
もしかしたらあなたはHSPかもしれません。
HSPとは「生まれつき非常に感受性が強く敏感な気質を持った人」です。
5人に1人の割合でHSPの性質を持った人がいると言われています。
HSPはなぜ仕事が続かないのか?向いている仕事はどんな仕事がなのか?
これからお伝えしていきますのでぜひ最後までご覧ください。
ちなみにわたしはHSS型HSPでした。
飽きやすいと言われるHSS型HSP。
10回近く転職していて社会人としてヤバい!と思っていたけど、生まれつきの気質なら仕方ないよね?
おすすめは「繊細さん」の本。HSPの取説としてとても読みやすい本です。
HSPの気質や、付き合い方、ストレスに対処する方法などが書かれており、すーっと読めます。
振り回されたり、悩んだり、がんばりすぎている時に答えを教えてくれる、そんな一冊です。
【医療事務が続かない】HSPとは?
HSPとは「生まれつき非常に感受性が強く敏感な気質を持った人」です。
Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略でHSPと呼ばれます。
アメリカの心理学者のエレイン・N・アーロン博士よって付けられた「人の気質」を表す名称です。
HSPは全人口の15~20%、つまり5人に1人いると言われています。
医療事務が続かないのはあなたがHSPだからかもしれません。
HSPの4つの特徴
①深く考える
何事も様々な角度からじっくり考えます。慎重に考え抜くため、浅はかな行動や決断で失敗することは稀です。その分、物事を決めるのに時間がかかったり、行動が遅くなったりします。調べ物をするときも、とことん調べます。浅い冗談話よりも、どちらかといえば哲学的な深い話を好みます。
②刺激に敏感
様々な外界からの刺激に反応しやすいのが特徴です。騒々しい人混みや大きな音などにストレスを感じます。ワイワイ友人と過ごす時間を楽しくは思えますが、帰宅後にかなり疲労を感じるなど消耗しやすい体質です。些細なことに傷つきやすく、ちょっとしたことに過剰に驚いてしまう傾向もあります。
③感情に反応、共感しやすい
誰かが喜んだり悲しんでるのを見ると、感情移入して自分も同じような気分になりやすい傾向にあります。人の機嫌に左右されやすく、怒っている人が近くにいると強いストレスを感じます。他人の感情を察するのが得意で、相手を理解しつつ自分を合わせることができます。周りの人が幸せになっているのを見ると、人一倍嬉しい気持ちになります。
④些細な事にも気づく
五感の鋭さを持っており、些細なことが気になります。まぶしい光、強い臭い、肌触りの悪い布、ケガしたときの痛み、ちょっとした音などに敏感に反応します。カフェインにも過剰に反応しやすい体質です。相手の外見や声、感情などの小さな変化にも気づけます。自他ともに神経質な人だという自覚があるかもしれません。
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ここであなたがHSPなのかどうかの診断をすることができます。
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わたしの診断結果はHSP度70%で、HSS型HSPでした。
HSPの特徴である4ついずれも思い当たることがあります。
満員電車は苦手だし、すぐ泣けてくるし、昔から明るい蛍光灯の光や、強すぎる柔軟剤、香水の匂いが苦手だったのでとても納得しました。
HSPの4つの分類
HSPは更に4つに分類されます。
簡単に説明すると、
・繊細 + 刺激を求めない + 内向的=HSP
・繊細 + 刺激を求める + 内向的=HSS型HSP
・繊細 + 刺激を求める + 外向的=HSS型HSE
・繊細 + 刺激を求めない + 外向的=HSE
いずれもHSPの4つの特徴(深く考える、刺激に敏感、感情に反応・共感しやすい、些細な事にも気づく)は共通しています。
HSPの特徴
- 刺激を求めない内向型
- 刺激に対してネガティブ
- 一人で家で過ごすのが好き
- 物事を深くじっくり考えてから行動する
- 一人の時間でエネルギーを回復する
- 社交的ではない
- 人の機嫌が怖い、ネガティブ思考が強い
- 共感力が強い
HSS型HSPの特徴
- 刺激を求める内向型
- 刺激に対してポジティブ
- 一人で出かけるのが好き
- 衝動的
- 社交的とは限らない
- 相手に合わせることが得意
- 機嫌が悪い人が苦手
- 慣れた職場は退屈で辞めたくなる
HSS型HSEの特徴
- 刺激を求める外向型
- 社交的で人の気持ちが分かる
- イベントなど大勢の人が集まって過ごすのが好き
- 疲労が激しい
- チームでの仕事が好き
- リーダーシップがとれる
- 1人が不安で、家に閉じこもるのが苦手
- 交友関係が広い
HSEの特徴
- 刺激を求めない外向型
- 人と関わるのは好き
- 仲のいい友達グループで過ごすのが好き
- 物事を深くじっくり考えてから行動する
- 人に好かれる
- 共感力が高く困っている人を助けたい
- 人から否定されるのが苦手
- 率先してリーダーにはならないが、人に任されやすい
あなたは当てはまりましたか?
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わたしもHSS型HSEと気付いた時にはKindle Unlimited
すぐ読める本ばかりなので無料体験の30日以内に読み終わります。
【医療事務が続かない】HSPが仕事が続かない理由とは
HSP気質の人は「繊細さん」と呼ばれるほどデリケートな感覚を持っているため、仕事で疲弊したり、ストレスに弱いのは当然です。
HSPはどんなことが原因で仕事が続かなくなるのでしょうか?
HSPは周りの様子が気になりすぎる
常に上司や先輩の機嫌を気にしているので、忙しい時に話しかけたり質問したりするのが難しくなります。
その結果聞きたいことが聞けないなんてことも。
また患者さんの様子も顔をみると分かってしまいます。
待ち時間が長くてイライラしてるとか、何か不満があるというのがすぐわかるので気になって仕事に集中できません。
すぐ近くに誰かがいるのも苦手で、イライラしている人のタイピングや電話を切る時の「ガチャ!!」っと置く音もびくびくしてしまいます。
そんな精神面を削られる状況が続く医療事務は続けていくのが難しいですよね。
HSS型HSPは仕事にすぐ飽きる
HSS型HSPは仕事に慣れてくると飽きてモチベージョンが下がり辞めたくなってしまいます。
興味を持ったことには没頭するため、最初の頃は仕事覚えも早く楽しく仕事ができます。
しかしある程度仕事の全容が分かってくると急に仕事に興味がなくなり、こなすだけになりだんだん仕事が苦痛になってくるのです。
わたしはまさにこのタイプで、転職やWワークも含めると10か所以上の職場で働いた経験があります。
働くのは好きなのですが、仕事を一通り覚えてしまうとつまらなくなりすぐに転職を考えてしまいます。
下手に行動力があるため勢いで転職を決めてしまうことも少なくありません。
HSE、HSS型HSEは人との交流を好む
HSE、HSS型HSEは人との交流を好みます。
医療事務は接客業の一面もありますが、表面的な交流なのでHSEやHSS型HSEが好むような交流は望めません。
またリーダーシップがありまとめることが得意なタイプなので、医療事務のように縁の下の仕事やサポートがメインの仕事だと力を発揮できずもやもやしてしまうこともあります。
そのため医療事務の仕事自体向いておらず続かないのかもしれません。
HSPの本で読みやすいのは「マンガでわかる」敏感すぎる自分を好きになれる本です。
HSPで精神科医の長沼睦雄先生が書かれています。
同じ題名で文章のみの本もありますが、マンガで書かれているこちらの本の方が見やすくおすすめです。
半分は文章ですが、4コママンガもあり面白いのでよりHSPについて理解しやすい本になっています。
【医療事務が続かない】HSPに向いている仕事
他の人より敏感なHSPはどんな仕事であれば続けることができるのでしょうか?
クリエイティブな仕事
HSPの人は一般的な人よりも感受性が高く、独特の世界観を持っていることが多いため、クリエイティブな仕事に向いていると言われています。
- デザイナー
- Webクリエイター(Webデザイナーなど)
- イラストレーター
- ライター
- カメラマン など
やってみたかった仕事があればぜひ挑戦してみましょう。
1対1など少人数で教える仕事
細かいことに気付くHSPはその人のレベルに合わせて教えることが得意です。
あなたも経験があると思いますが、無意識にこの人が何に困っているとかつまづいている所が分かるので、そのレベルに合わせて教えることができます。
- スポーツのインストラクター
- 塾講師
- ピアノの先生
- パソコンインストラクター など
得意なことがあれば教えることを仕事にするのはいいですよね。
人の心身を癒す仕事
HSPは人の変化に気付き痛みにも敏感、人一倍感情移入するという特徴から、「目の前の人を助けたい」「誰かの役に立ちたい」という思いを強く抱く方も少なくありません。
- 整体師
- マッサージ師
- エステティシャン
- セラピスト
- 心理カウンセラー
- コーチング など
人を癒す仕事はHSPに向いていると言えるでしょう。
動物・植物と関わる仕事
HSPは感覚がするどいので、HSP以外の人が見逃すような動物のサインや仕草を認識できたり、非言語的コミュニケーションを取れるため人間以外と関わる仕事も向いています。
- 動物園・水族館の職員
- ドッグトレーナー
- トリマー
- 花屋
- フラワーコーディネーター
- 農業
他人の機嫌を気にしてしまうHSPには動物・植物など人と関わらない仕事だとストレスもありません。
人と関わる機会が少ない仕事
人と関わることでストレスになるHSPは一人でできる仕事が向いています。
- 家事代行
- 在宅勤務
- Webライター など
誰にも邪魔されず黙々とできる仕事はHSPに向いています。
HSS型HSPの仕事が続かない話【体験談】
HSS型HSPの仕事が続かない話【体験談】 ※ここをクリック
繊細さんと呼ばれるHSP、インスタなどで言葉自体は知っていましたがわたしは違うなと思っていました。
そこまで内向的ではないし、繊細かと言われると違うような気がしていたのです。
しかしX(元Twitter)を見ていた時にHSS型HSPの特徴が流れてきて
「えっ?わたしのこと?」と思いました。
HSPに4種類あることはその時に知りました。
わたしが該当する刺激探求型(High Sensation Seeking)と呼ばれるHSS型HSP。
例えば、
- 大胆なのに繊細
- 本当は傷つきやすい
- 努力は見せない
- 完璧主義なのにつめが甘い
- 初対面は得意なのに二度目以降は人見知りする
- 仕事に慣れてくると飽きる
- 興味がないと頭に入らない
- 雑談が苦手
- 人間関係をリセットしがち
- 疲れても休むことに罪悪感を感じる
- 相手の理解度に合わせられるため教えるのが得意
- 転職が多い
- 引っ越しが多い
ほぼすべてに該当したし、まさにわたしのことだと思いました。
一番感じていたのは転職が多いこと。
仕事は転職するたびに「ずっとここで働こう!」と思うのに慣れてくると転職しようかな?と思ってしまいます。
自分なりに働きやすくやり方を変えたり、後輩が育ったり、「自分がいなくても職場が回るな」と思った瞬間に転職を考えることが多くなります。
忙しくて人手がないと困るという職場で働くのが好きみたいです。
結局、刺激を求めているんでしょうね。
忙しいけどこの仕事をどうしたら時間内に終わらせるか?とか考えるのが好きなのです。
周りの人も巻き込んで早く仕事を終わらせるので、結局ある程度時間が経ってくるとみんな仕事がデキるようになって、わたし自身が退屈になってしまう、そして転職を考えるといういつものパターンです。
しかしわたし自身がHSS型HSPとわかったので、そうなることはどうしようもないことだということがわかりました。
寒がりとか、お腹が弱いのと同じように、飽きやすいという気質なので受け入れるしかないのです。
【HSPが原因で医療事務が続かない?】まとめ
他の人より繊細に感じることが多い「HSP」。
仕事が続かないのにはHSPならではの気質のため仕方ないことが分かりました。
しかもHSPには4種類あり、どのHSPかによって他の人が受ける印象は全く違ってきます。
しかし、いずれのHSPでも繊細であることには変わりありません。
結論、HSPは嫌なことから逃げてOK!
仕事が続かなくてもいいのです。
人に合わせることが得意で、他の人よりストレスを感じやすく、我慢することが多いHSP。
そのまま仕事を続けてしまうとうつになったり精神的に参ってしまうこともあります。
嫌だと思ったら限界が来る前に逃げることが大切で、あなた自身を守るためには必要なことなのです。
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