こんな方に向けた記事です
- どんな医療事務の資格をとったらいいのか迷っている
- メディカルクラークの資格はとった方がいいのか知りたい
医療事務は資格がたくさんありますよね。
その中でもメディカルクラークⓇをとった方がいいのか迷っているのではないでしょうか?
これからメディカルクラークⓇが意味がないと言われてしまう理由と、取得することによるメリット、取得する場合の勉強方法などをお伝えしていきたいと思います!
実は資格を取るのが苦手!取ろうと思うだけでもすごいよ!(唯一持っている運転免許の本試験は一度落ちて大泣きした、、、)
【メディカルクラークⓇとは?】
一般財団法人 日本医療教育財団が主催している民間資格で、正式名称を「医療事務技能審査試験〈医科〉(メディカルクラークⓇ)」と言います。
毎月実施されていて在宅で受けられる試験です。
合格率は70%前後ですが、400字以内の筆記試験があるなど簡単ではなく勉強していないと受からない内容となっています。
(※Ⓡマークは商標登録されているという意味です。)
メディカルクラークⓇが意味ないと言われる理由と取得するメリット
なぜメディカルクラークⓇは意味ないと言われるのでしょうか?その理由と取得するメリットをお伝えします。
就職が有利になるわけではない
メディカルクラークⓇの資格もそうですが、医療事務は民間資格しかありません。
医師や看護師と違い資格がなくても働けるのです。
ではなぜ資格があるのかというと基礎知識は勉強しています!というアピールになるからなのです。
残念ながら就職活動でメディカルクラークⓇは「この資格を持っているなら採用しよう!」と思われる難易度の試験ではなく、
「一応基礎は勉強しているのね。」と思われるくらいです。
それよりも1年でも医療事務の経験がある方が即戦力として期待できるので採用されやすいのです。
勉強したことは働きだしてから役立つ
就職に有利にならないならメディ カルクラークⓇは必要ないかというとそんなことはありません。
先ほども言ったようにメディカルクラークⓇの資格をとると「基礎知識は学べる」のです。
就職活動は大変かもしれませんが、未経験を採用している医療機関はあります。
もし未経験で採用された時に「何も知らない状態で仕事スタート」と「基礎知識がある状態で仕事スタート」とどちらの方がいいと思いますか?
それは「基礎知識ある状態で仕事スタート」の方がいいのは誰もが分かることです。
ただ基礎知識があることと即戦力であることは別です。
医療事務の基礎知識がある状態というのは、車の免許をとったばかりの頃と一緒です。
運転はできるけど下手ですよね。
医療事務の基礎知識があって、それを仕事で実践しようやく使えるようになるということなのです。
基礎知識を学んだ方がいい理由
それでも基礎知識を学んだ方がいい理由は、いつかどこかで勉強が必要になるから!です。
こちらの記事に書いてありますが>>医療事務は誰でもなれる?未経験、資格なしで医療事務になった結果は?!
わたしは資格なし、未経験で医療事務になりました。
医療事務の仕事を始めるまで、一度も医療事務の勉強をしたことはありません。
その結果どうなったかというと、医療事務になってから基礎を学ぶことになったのです。
結局どこかで基礎を学ばないといけないならメディカルクラークⓇを取るなど、医療事務になる前に学んだ方いいのです。
分からない場合の調べ方も分かるし、学ぶ基礎ができていると仕事が楽になります。
わたしが新人だった頃の話をすると、先輩は優しかったのですが基礎を学ぶのが遅かったので2年近く独り立ちさせてもらえずもどかしかったことを覚えています。
【メディカルクラークⓇは意味ない?】勉強方法とは?
ではメディカルクラークⓇの勉強はどうやって始めたらいいのでしょうか?
独学で勉強する
テキストや過去問を自分で探し、独学で勉強する方法があります。
独学のメリットはテキスト代だけで安く済みますし、自分のペースで勉強をすすめることができます。
デメリットは自分で「1日30分は勉強する」など目標を決める必要があること、どこが試験に必要でどう進めたらいいのか自分で判断しなければならないことです。
通信講座で学ぶ
次は通信講座で学ぶ方法です。
通信講座のメリットはメディカルクラークⓇをとるためのテキストが準備されていて、資格取得までのスケジュールが分かることです。
デメリットは費用がかかることです。
メディカルクラークⓇの資格取得のための通信講座はニチイの医療事務講座(医科)しかありません。
通信講座の受講期間(目安)は3か月(最短1.5か月)で、費用は47,850円(税込)です。
受講に費用はかかりますが、自分で資料を揃える手間と費用を考えたらそんなに高いというわけでもありません。
通学講座で学ぶ
次は通学講座で学ぶ方法です。
メリットは対面で学ぶことができるので、直接質問することができより理解しやすいということです。
デメリットは、受講費用が高め、交通費がかかる、通学開始日と開講日に合わせる必要があることです。
メディカルクラークⓇの資格取得のための通学講座はこちらもニチイの医療事務講座(医科)で学ぶことができます。
通学講座の受講期間(目安)は3か月(最短1.5か月)で、費用は91,850円(税込)です。
通学場所は全国に教室があり、こちらから探すことができます。
教室によって開講日や通学開始日が異なります。
通える範囲に教室があり、日程も合えば通学して勉強できれば効率的に学ぶことができます。
【メディカルクラークⓇは意味ない?】就職に有利な資格が知りたい
医療事務の資格で就職に有利になるのはどんな資格なのでしょうか?
就職に有利な資格は診療報酬請求事務能力認定試験
それは診療報酬請求事務能力認定試験です。
試験を実施している日本医療保険事務協会はこちらから確認できます。
もし未経験で専門学校にも行っていないのに診療報酬請求事務能力認定試験に合格していたら、「えっ、すごい!相当勉強している!」と思われ、採用される確率はかなり上がります。
診療報酬請求事務能力認定試験は7月と12月、年2回実施されていて、令和5年12月実施の試験の合格率は48.4%でした。
合格率を聞くだけでも難しいことがわかると思います。(他の試験は大体70~80%の合格率)
実はこの試験、わたしも2回受けていて2回とも落ちています、、、
現役の医療事務でもしっかり勉強しないと受からない試験なのです。
詳しくはこちらの記事からご覧ください>>
診療報酬請求事務能力認定試験は令和7年度で終了予定
診療報酬請求事務能力認定試験の試験を実施している協会は令和8年3月で解散が決定していますので、令和7年12月が最後のチャンスとなりますので、受けようと思っているなら今すぐにでも動き出しましょう。
画像出典:ヒューマンアカデミー通信講座
診療報酬請求事務能力認定試験を受けるなら通信講座で学ぶことがおすすめです。
医療事務資格の試験の中でも難易度が高いため独学では挫折する可能性か高いからです。
診療報酬請求事務能力認定試験が学べる通信講座は、ヒューマンアカデミー通信講座だけです。
令和7年度までの試験で終了する予定の診療報酬請求事務能力認定試験、申し込みをするならお早めに!
\ テキストや副教材が充実! /
【まとめ】メディカルクラークⓇは意味ない?
メディカルクラークⓇは就職に有利になるわけではないが、資格をとるために学ぶことで「医療事務の基礎知識が身につく」ことが分かったと思います。
正直、あなたが20代であれば未経験でも意外と早く医療事務に採用される確率は高いです。
30代以降ですと資格を取って勉強しても就職が決まるまで時間がかかるもしれません。
しかしあきらめなければ必ず就職は可能です。
医療事務はどこも人手不足だからです。
しかし医療事務は仕事が始まってからが大変なのです。
とにかく勉強し続ける覚悟で医療事務を始めないとなかなか続きません。
思っていた仕事と違った、難しくてついていけない!となる前にしっかり基礎を身に付けて資格をとってから仕事ができるように準備をしておきましょう。