医療事務はやめとけと言われるのはなぜ?どんな仕事?大変なところは?

医療事務はやめとけ

こんな方に向けた記事です

  • 医療事務に興味があるがやめといた方がいいと聞いたことがある
  • 医療事務は本当にやらない方がいい仕事なのか知りたい

医療事務はやめとけ!なんて聞いたり言われたことはないでしょうか?

医療事務の仕事に興味があるのにそんなことを言われて気になっているあなたに、現役医療事務の目線から本当にやめたほうがいい仕事なのかお伝えしていきます。

当然やめといた方がいいデメリットはありますが、挑戦する価値のあるメリットもあります。

ぜひ医療事務のいい面と悪い面を知ってくださいね。

最近の医療事務やめとけ!と思っているのはマスクが必須になったこと。医療機関はこれからもマスクなしにはならないからね、、、

目次

医療事務はやめとけと言われる理由5つ

なぜ医療事務はやめとけと言われるのでしょうか?その理由はこちらです。

精神的にきつい仕事

医療事務は事務という名前がついていますが、事務だけでなくサービス業でもあり患者さん対応の場面はたくさんあります。

受付、会計、電話対応など患者さんと接することは避けて通れません。

体や心の不調がある状態で来院される患者さんの対応は気を使いますし、年齢層もさまざまであるため接遇のスキルも必要です。

また年齢を問わず態度の悪い患者さんはいます。

待ち時間が長い、診察内容について、など不満を受付に言ってくる患者さんはいるのです。

そんな中クレームのような対応もしつつ、なるべく患者さんを待たせないように仕事をすすめる必要があるため、プレッシャーを感じることは少なくありません。

拘束時間が長い

医療事務は大半は診療所やクリニックで働く人が多いですが、診察時間が始まる前から診察が終わってすべての患者さんの会計が終わるまで帰れません。

一番最初から最後まで医療機関にいるのが医療事務なのです。

そもそも診療所やクリニックの診察時間が18時まで、もっと遅い所は20時まで受付している医療機関があります。

20時から受付すると、診察や検査、会計などが終了するのが21時を過ぎることも。

クリニックなどでは午前の診察が終わって午後の診察まで2~3時間休憩がありますが、家が遠い場合は休憩時間も含めて結局は拘束時間になってしまいます。

朝は9時から夜は21時ま拘束時間が長いのが医療事務なのです。

給料が安い

医療事務の給料はけっして高くはありません。

資格も必要なく、誰でもなれる仕事のため給料は安めです。

新卒の手取りは10万程度のこともありますし、わたしは10年近く医療事務経験があっても転職したため手取りは残業含めても15万程度でした。

仕事内容は決して簡単ではないのですが、給料が安いのが医療事務です。

実際にわたしがもらっていた給料はこちら>>

人間関係が悪い職場もある

医療事務が働く現場は人手不足のところが多いです。

新しく入ってくる人ほど辞めていくのに、長年勤めているお局医療事務は全然辞めないというパターンも。

女性が多く、仕事内容も大変であるため、和気あいあいと仲良く仕事ができる職場は多くありません。

トラブルがなさそうな職場でもどこかで誰かが誰かに不満に思っていることもよくあります。

あからさまにいじめと思われるような対応をする人もいるのが医療事務の現状です。

これから伸びていく業界ではない

医療業界は全体的に厳しくなってきています。

医師や看護師の不足、少子高齢化、コロナによる経営悪化、診療報酬の実質引き下げなど、これから明るい未来がある業界ではありません。

わたしは20年近く前から医療事務として現場にいますが、年々経営が厳しくなっているのは分かりますし、患者さんが減ってきているのも肌で感じます。

患者さんが減れば当然医療機関の収入は減ります。

その影響は働いている職員のボーナスや待遇などに分かりやすく表れてきます。

実際にコロナ禍ではボーナスが5%ほど下げられました。

今後医療事務という仕事がなくなることは考えられないですが、決していい待遇で働き続けられる業界ではないと思っています。

医療事務は本当にやめといた方がいいの?

ではそんな医療事務ですがやめておいた方がいい仕事なのでしょうか?

こんなメリットもあります。

長く続けられる仕事

医療事務は経験があれば転職もしやすく、経営の安定した病院やクリニックであれば潰れることはないので同じところで長く働くことも可能です。

診療報酬の改定は2年に1度ありますが、そこさえ把握できれば基本的にやることは同じですし、慣れてきたら難しい仕事ではありません。

安定した仕事で定年まで働きたいと思っているのならおすすめできる仕事が医療事務です。

給料が安いという心配もありますが、それなりに昇給もありますし、ボーナスももらえる職場が多いので長年勤めるのであれば給料はそれなりにもらえます。

またクリニックなどは平日休みがあることも多く、休みの日に自分だけの時間を作りやすいというメリットもあります。

仕事形態を選びやすい仕事

医療事務は仕事形態が選びやすい仕事です。

どういうことかというと、正社員、パート、派遣など働き方が多いのです。

なぜそれがメリットなのでしょうか?

それは女性がライフスタイルが変わりやすいからです。

結婚や出産などで働き方を変わらざるを得ないのは今の時代も変わらず女性が多いのです。

特に子どもができると、子育てを優先してパートに変更したり、仕事を辞めざることになる場合もあります。

子どもが成長して働く余裕が出てくると家の近くで正社員に復帰したいと思ったり。

そんな時に求人を検索すると希望の時間や希望の働き場所が見つかりやすいのは医療事務のメリットです。

経験さえあれば、正社員やパート、派遣など働き方を選べるのは医療事務の魅力のひとつだと思います。

やりがいがある仕事

医療事務は資格が必要ない仕事ではありますが、仕事を続けていくにはある程度の専門知識は必要です。

そしてその専門知識は働いているだけでも十分身についていきます。

それはあなたが医療事務として働いてきてからこそ得た経験であり知識でもあるのです。

治療にはお金がかかりますが、知らないと損をすることもあります。

医療事務以外の医療従事者でも知らない制度があったりします。

特に高額な治療をしている場合は知っているのと知らないのでは、月に何万もの違いになることもあるのです。

医師や看護師のように治療や処置はできませんが、お金や医療制度に関する知識で患者さんに役に立つことができるのが医療事務の仕事です。

【まとめ】医療事務はやめとけは本当?

医療事務はやめとけというのは実際にはそうなのだと思います。

決して給料は高くないですし、精神的にきついなと思うこともあります。

しかし医療事務をやったからこそ得られる知識や経験はたくさんあります。

もちろん医療事務をして辛い経験もありましたが、どんな仕事をしても結局は楽で簡単な仕事なんてないのではないかとわたし自身は思っています。

もしあなたが医療事務をやってみたいと思っているのならいい面、悪い面も知った上で挑戦してみてほしいです。

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この記事を書いた人

医療事務歴13年、1歳、4歳のママで現役医療事務。(時短勤務)
医療事務歴 正社員→派遣から正社員→パート→時短
主に病院の入院会計担当。未経験からの就職、転職などの経験を元にブログを書いています。

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