この記事でわかること
- 医療事務で実際もらっていた給料を公開
- 医療事務の給料で生活出来るのか?一人暮らしは可能か?
- 医療事務の給料を上げるにはどうするか?
医療事務は給料が安いとよく言われています。
では実際の給料ってどれくらいか気になりますよね。
この記事では過去に正社員で働いていた時の給料を公開していきます。
実際にもらっていたウソのない給料ですので医療事務でどれくらいもらえるのかぜひ見てみてくださいね。
3つの病院で働いていた時の給料を公開しているよ!
思ったより安い?高い?
医療事務の給料は安い?手取りは?実際にもらっていた給料を公開
正社員の時にもらっていた給料を公開します。金額は正社員の基本給のみです。
- 病院①基本給 147,000円(1年目) → 175,000円(6年目)
- 病院②基本給 163,000円(1年目) → ※1年目で退職
- 病院③基本給 164,500円(1年目) → 171,300円(4年目)
いずれも60~120床の入院施設のある病院で、ボーナスは大体4カ月前後出ていました。
勤め先はいずれも愛知県です。
まあ普通に考えて安いですね。年収でいうと大体300万前後、一番多いときは350万でした。
諸手当がある病院もありましたのでそれぞれ詳しく説明していきます。
病院① 手取り 約14万円~18万円
当時の状況
- 基本給 147,000円(1年目) → 175,000円(6年目)
- 入職時は23歳、医療事務未経験
- 学歴は短大卒
- 独身、病院の寮ぐらし(一人暮らし)→2年目から寮を出て一人暮らし
- 病棟クラークと入院の会計担当
- ボーナスは3.8か月分あり
- 皆勤手当、調整手当で基本給+約2万
- 月に1度、休日に午前のみ時間外受付、宿直(電話番)あり
- 上記の手取り金額に交通費は入れてない
平日の残業はない病院で、レセプト時も定時で帰っていました。
給料から寮の費用も引かれていましたが、上記の手取りは引かれてない金額です。
ここの病院にいた時が一番多い350万の年収でした。
病院② 手取り 約17万円
当時の状況
- 基本給 163,000円(1年目) → ※1年目で退職
- 入職時は33歳、医療事務6年経験あり
- 3年ブランクあり
- 学歴は短大卒
- 既婚
- 病棟クラークと入院の会計担当
- ボーナスは4.5か月分あり
- 住宅手当+1万あり
- 月に1度休日出勤あり
- 残業は月に20時間程度あり
- 上記の手取り金額に交通費は入れてない
同時に入職した新卒(医療事務の専門学校)の子がいましたが、基本給は一緒のようでした。
給料はボーナスも含めるとよかったですが、仕事量・残業が多く、結婚したことにより通勤に1時間以上かかるようになったため1年目で退職しました。
病院③ 手取り 約14万円~15万円
当時の状況
- 基本給 164,500円(1年目) → 171,300円(4年目)
- 入職時は34歳、医療事務7年経験あり
- 学歴は短大卒
- 既婚、2年目で産休に入った
- 4年目は時短勤務
- 入院の会計担当
- ボーナスは4.0か月分あり
- 基本給以外の手当なし
- 残業は月に20時間程度あり(レセプト時と、週に1回の窓口対応の為)
- 上記の手取り金額に交通費は入れてない
病院③は基本給と残業以外の手当が無かったため一番給料が安かったです。
上記の手取り金額に時短勤務は入れていません。フルタイムの時の金額になります。
経験があっても給料は安め、手当や残業代がないと厳しい
実際に見てみると、医療事務の平均金額と言われている300万~350万にちょうど当てはまります。
経験があれば給料が高いのかというとそうでもなく、医療機関によっては新卒と同じ基本給のところもありました。
手当と残業がないといずれの病院も10万円代前半の手取りになってしますのでかなり厳しい給料ですね。
ただ、どこの病院も多少なりとも昇給はあって長く勤めれば給料は上がっていきました。
毎月の手取りは少ないですが、医療機関はボーナスがしっかり出るところが多いです。
基本給でボーナスは計算されるので、少しでも基本給が上がると仕事のモチベーションにつながります。
医療事務の給料で生活出来るのか?一人暮らしは可能か?
この金額で生活できるのかというと、実家暮らしであれば問題なく生活できると思います。
医療事務で一緒に働いていた人は、ほとんどが実家暮らしをしている人か、結婚している人、家を出ている人は寮で暮らしている人でした。
医療事務をしている人で一人暮らしはかなり少数派でした。
わたしは実家が遠かったので、最初の頃は病院の寮(光熱費も含めて約2万の家賃)に住んでいました。
途中からは賃貸で一人暮らしを始めたのですが家賃は6万ほどでした。
暮らしていくことは出来ても、遊びや趣味、貯金に回せる金額かかなり少なかったです。
医療事務の給料を上げるにはどうするか?
- 長く勤めて昇給する
- 残業を増やす
- 転職をする
長く勤めて昇給する
昇給がある医療機関に勤めている場合は、一年に1度は昇給があるところが多いので長く勤めたらそれだけで給料があがります。
もし、あなたが務めている医療機関の昇給が2000円で、ボーナス4か月分だとすると、
2,000円 ✖ 16回(ボーナス4か月分を含む) = 32,000円
1年で32,000円給料があがります。5,000円の昇給だと80,000円給料があがります。
公開した給料をみると分かると思いますが、医療事務で経験者として転職しても、前の病院の退職時と同じくらいの給料がもらえることはほとんどありません。
経験者として多少の考慮はされるものの、基本給が横ばいか下がる可能性の方が高いです。
だとすると、昇給がある場合は転職せず同じ医療機関で勤めていた方が給料があがります。
残業を増やす
単純に残業を増やせば働いた分だけ給料は増えます。(もしあなたが残業代が出ないブラックな医療機関て働いている場合は辞めることをお勧めします)
ただ、世間的には働き方改革など残業を減らすような動きになっていますし、
医療機関の経営者側からしたら、職員が無駄な残業をせず時間内に仕事を終わらせてくれた方がいいはずなのでこちらは現実的ではありません。
転職をする
働いている医療機関で給料が上がらない場合は転職するのもありです。
わたしの場合は転職して年収が下がっていますが、結婚を機に転職したこともあり定時で帰れることや、家からの近さを優先したためです。
医療事務は経験があれば仕事はあるので、年収をあげるために転職することも十分可能です。
ポイントは基本給を確認することはもちろん、基本給以外の手当が何かもらえるか確認すること、ボーナスが何カ月分もらえるかを必ず確認することです。
面接の時に給料のことを聞かない方がいいということをよく言われますが、わたしはちゃんと聞いた方がいいと思います。
しっかりとした病院やクリニックなら給料は書面での提示があるはずです。
経験や実績を考慮と求人欄に記載があっても、どれくらもらえるのかは職場任せになってしまい、実際に給与明細をもらうタイミングでしかわからないなんてこともあります。
ちゃんともらえる給料確認し納得してから転職するかどうかを決めましょう。
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