この記事でわかること
- お局様がいじめや嫌がらせをしてくる理由
- 実際にいたお局様
- お局様をイラっとさせる行動
- お局様の対応方法
医療事務をやっているとお局様と(陰で)呼ばれている人に出会ったことがあるのではないでしょうか?
お局様とは同じ職場で長く働く年上、ベテランの女性社員を指す言葉のようですが、実際にはあまりいい意味では使われないですよね。
嫌なタイプのお局様とはなるべく関わりたくないですが、一緒に仕事をしている限りそうはいきません。
いじめや嫌がらせをしてくるお局様はなぜそういう行動に出るのでしょうか?
その理由は「自分を守るため」です。
詳しく理由をお話ししていきますね。
医療事務を始めた頃にいた先輩に「お局ですか?」と聞いたことのあるわたし。怖いもの知らずで世間知らずの20代でした!
【医療事務のいじめ】お局様がいじめや嫌がらせをしてくる理由
お局様がいじめや嫌がらせをしてくる理由は「自分を守るため」なのですが、何から自分を守ろうとしているのでしょうか?
「仕事が出来る人」から自分を守るため
お局様のターゲットになりやすいのは、まず「仕事が出来る人」です。
お局様は長年今の職場で働いており、自分がやりやすいように仕事内容も人間関係も作ってきています。
そんな時に「仕事が出来る人」が入ってきて仕事内容に口出ししてきたらどうでしょうか?
今まで長年かけて自分がやりやすいようにしてきた仕事がやりにくくなってしまいます。
ですので、必要以上に仕事が出来る人が来ると攻撃(いじめや嫌がらせ)をして自分の立場を守ろうとするのです。
「仕事の出来ない人」から自分を守るため
仕事が出来ると嫌がらせに合うなら、仕事が出来なければいいか?というとそうではありません。
「仕事が出来ない人」もお局様からしたらいじめや嫌がらせの対象になります。
仕事が出来ない人は、お局様が仕事をスムーズに進めたいと思っているに邪魔をしてくる存在なのです。
お局様の確認やフォローが必要だったり、代わりに患者さんやスタッフから怒られることがあるかもしれません。
そんなことをしてくるのはお局様からしたら迷惑でしかないのです。
ですので、いじめや嫌がらせをしてくるのです。
「若くて可愛い後輩」から自分を守るため
お局様にももちろん若くて可愛いと言われる時代があった(?と思う)のですが、長年勤めているとさすがに他のスタッフや患者さんから必要以上に話しかけられたり、可愛がられることはなくなります。
一般的には若さや純粋さ、可愛げなど、自分が失ってきたものを自分より若い後輩が持っていると単純にうらやましいとか、そういう時代もあったね、とか思うのですがお局様は違います。
「若くて可愛い後輩」はお局様の敵なのです。
なんであの子だけ可愛がられるの?許さない!となっていじめや嫌がらせに発展してしまいます。
「仕事のできない自分」を守るため
お局様が全員仕事が出来るわけではありません。
長く勤めているから出来ることは多いし、色んなことを知っていますが、その分要領よく自分が楽をする方法も知っています。
仕事をしているとミスをすることもありますが、自分が責められたり責任を取りたくないのでごまかしたり、人のせいにしたりして「仕事ができない自分」を守ろうとしています。
「自分のプライド」を守るため
お局様は、自分の思い通りにしたい、自分が一番でありたいという思いがあります。
そして、今の職場で長年勤めてきたプライドもあります。
今まで自分が職場で築きあげてきた立場を守って、これからも自分の思い通りの職場を続けていくには自分が気に入らない、邪魔をしてくる人は必要ではありません。
そんな器の小さい人と仕事をするのに嫌気がさしたら転職を考えるのがおすすめです。
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【医療事務のいじめ】実際にいたお局様
わたしが働いてきた職場にいたお局様はこんな人たちでした。
最初にお伝えしておくと、わたしはお局様にいじめや嫌がらせを受けた経験はありません。
人当たりはいいが他人を信用しないお局様
一見すると優しそうに見えるし、厳しくも見えないお局様。
しかし、特定の人には無視をしたり、仕事ぶりに文句をつけたり、自分の仕事のやり方を押し付けるなどしていたようです。
その先輩にわたしは仕事を教えてもらったのですが、優しく対応してくれ困ったことは特にありませんでした。
しかし、1年以上経っても一人で仕事を任せてくれることがなく先輩が仕事を抱えている先輩でした。
その先輩は上司と上手くいっておらず職場を辞めることになったのですが、困ったのはその時です。
仕事を任せてくれていないので、いきなり自分で色んなことをやらなければならない状況になり、辞めてからしばらくは必死で仕事をすることになりました。
言い方はきつくて嫌な仕事はやらないが憎めないお局様
ものごとをはっきり言うし、嫌いな上司を辞めるまで追い込むようなお局様がいました。
仕事をしないわけではないけど、自分がやりたくない仕事は後輩に振っていたし、面倒なことも避けたいようでした。
全然電話に出てくれなかったのでそこは嫌でしたが、レセプト時はお菓子を配ってくれたり、姉御肌なところもあるお局様。
いつもガミガミ言われて、仕事を振られていた男性の医療事務員がいてかわいそうでしたが、だんだん鍛えられてたくましくなった姿を見ると、お局様も案外役に立っているかも。
と思ってしまいました。
【医療事務のいじめ】お局様をイラっとさせる行動
わたしはもうすぐ40歳なので十分お局様として扱われる年齢になってきました。
今の職場は長く勤めているわけではありませんが、やっぱり年下の人たちを見ていると一言言いたくなってしまうこともよくあります。
ということで、今回はお局様の代表として「お局様をイラっとさせる行動」をお伝えします。
仕事をしない
仕事中、全然電話に出ないとか、うとうと寝ていたりとか、トイレから全然戻ってこない人がいます。
わかるけど、、、
仕事嫌だし、モチベーションもないから眠くなるとかわかるけど、、、
お金もらってるからちゃんと働こう?
勉強不足
医療事務を始めたばかりでわからなことがたくさんあるのは分かります。
しかし、勉強しなさすぎじゃない?と言いたくなることも。
わたしは入院会計の担当なので、入院費の概算を教えてほしいと外来の窓口から依頼があります。
どんな病名で何の手術?と聞いても答えられない。
せめて電子カルテ開いてなんの治療をしている人なのかを教えてください。
病名わからなかったら調べといて!今度聞かれたら答えられるようにしておいて!
スカート短すぎない?
なんで仕事なのにスカート短くする必要あるの?
わたしなんて制服のサイズアップしたし、膝も黒ずんでるし、むくんでるし、お腹苦しいからスカート短くなんて出来ないよ。
仕事中に体型の良さと若さアピールをしないでもらいたい。(本音はうらやましい、、、)
以上、ただのわたしの愚痴でした。
そんな口うるさいお局にうんざりしたら転職してしまうのも手です。
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【医療事務のいじめ】お局様の対応方法
お局様ともし上手くやっていきたいのならこんな行動をしてみましょう。
しっかりあいさつをする
自分からしっかりあいさつをしましょう。
忙しい時や患者さん対応中で聞いていないかもしれませんが、意外とお局様はあなたのことを見ています。
とにかく職場に入る時には相手が気づいてないと思ってもしっかりあいさつをする。
それだけで、いじめられたり嫌がらせをされる可能性は低くなります。
助けてもらったら必ずお礼の言葉を伝える
仕事中分からないことを教えてくれたし、フォローしてくれた場合には仕事が落ち着いたタイミングで必ずお礼をいいましょう。
感謝されて嬉しくない人はいません。
こういうちょっとしたことの積み重ねでお局さまの信頼を勝ち取って行きましょう。
プライベートの話はしない
あなたのプライベートが充実している場合は特に職場で話をするのはやめましょう。
お局様は自分が一番なので、自分よりプライベートが充実している人は嫌がらせの対象になってしまいます。
ウソをつく必要はありませんが、仕事中は楽しかった話をするのはやめておきましょう。
恋人の話も避けておくのが無難です。
最後に【医療事務のいじめ】
よく考えるとお局様がしている行動はおかしいと思うのですが、職場からすると長年勤めてくれて貢献してくれている人材はありがたいのです。
しかし、あまりにも我がまま放題やりすぎて、他の人が定着しなくてどんどん辞めていくというような状況なら病院やクリニックの経営者がなんとかするべきです。
ただ、実際の現場ではお局様が仕切っていたり、院長なども現場にまかせっきりでお局様がいないと困るという医療機関も少なくないでしょう。
そうなると、あなたが新しく採用されて働き始めたとしてもその職場は良い方向に改善することはないので転職をおすすめします。
お局様と対等に戦うのは時間と労力の無駄です。