この記事でわかること
- 医療事務を辞める人が多い理由
- 医療事務の仕事が続く人はどんな人なのか?
医療事務をやっていると辞める人がとても多いです。1年以上同じメンバーで仕事をすることがないくらいの入れ替わりです。
一方で、お局と呼ばれるように長く続く人がいるのも医療事務の特徴です。
ではなぜ医療事務は辞める人が多いのでしょうか?
そしてその中でも仕事が続いている人はどんな人なのか気になりますよね。
そこには仕事環境と医療事務ならではの理由がありました。
医療事務の職場を3回辞めたことのある医療事務歴10年以上の現役医療事務のわたしが解説していきます!
画像出典:リクルートエージェント
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医療事務を辞める人が多い理由はこれ!
医療事務を辞める人が多い理由から紹介していきます。
人間関係が上手くいかない
医療事務という仕事は、忙しくて新人さんが入ってきてもなかなかゆっくり教えたりコミュニケーションがとれないことが多いです。
どうしても診察をスムーズに進めることや患者さん対応が優先になってしまうので、医療事務一人一人の気持ちを優先しながらみんなが働くことは出来ません。
その結果、人間関係が悪化し雰囲気が悪い職場になったり、仕事のやり方でもめたり、いじめがおきたりしてしまうのです。
そしてどんどん人が辞めていくのです。
やること、覚えることが多い
医療事務の仕事は通常の診察の受付、会計業務のほかにも患者対応(クレーム含む)、電話対応、レセプト、他部署からの雑務などやることがとても多いです。
特に新人だとその仕事をしながら、新しいことを覚えなくてはなりません。そのプレッシャーとストレスはかなりのものです。
先輩たちはみんなそれぞれにその日に担当している仕事(受付、会計など)があり、忙しくしているので教えている余裕がないのです。
ですのでそのペースについていけない人たちは辞めていってしまいます。
資格が必要ないので辞めやすい
医療事務に資格は必要ありません。一方医療機関で働く他の職種の人たちは、医師や看護師など国家資格がないと働くことができません。
資格をとるためにお金と時間をかけて学校に行き学んでから働いているのです。
しかし、医療事務は基本的に時間やお金をかけて学ばなくても仕事をすることができるため仕事に対する熱量は他の職種よりは低くなりがちです。
専門学校に行ったり、資格をとったりする人達もいるので全員とは言いません。
医療事務は事務なのでパソコンスキルはありますし、辞めても一般事務など他の仕事をすることは可能であるため辞めて他の仕事をするという選択をしやすい職種なのです。
女性が多い仕事
医療事務は女性が多い職種です。
時代が変わってきたとはいえ、男性に比べて女性はライフイベントごとに環境が変わりやすいです。
例えば、結婚や妊娠、出産、子育て、介護など女性でなくても出来ることもありますが、まだまだ女性の方がやることが多いでしょう。
結婚や出産などライフイベントごとに女性は仕事を続けるか辞めるかの選択を迫られます。
特に遅い時間まで診察しているクリニックなどは、拘束時間も長く家族を優先しようと思うとどうしても辞めたり、パートに切り替えなければなりません。
どうしても自分が働きたいというだけで仕事を続けるのが難しくなってしますのです。
そしてその結果辞める選択をする人が多いのです。
医療事務の仕事を長く続けている人とは?
医療事務を始めてすぐに辞める人も多いですが、どこの職場にも辞めずにずっと医療事務の仕事を続けている人がいます。
わたしが一緒に働いてきた人たちで長く医療事務を続けている人を紹介したと思います。
医療事務の仕事が好き、楽しいと感じる
あまり医療事務の仕事にはいいイメージを聞かないことが多いですが、医療事務の仕事が好きという人はいます。
過去に一緒に働いたことのある先輩で、診療報酬の点数本を暇があれば見ていて今まで算定していない点数がないか常に探すのが好きなようでした。
その先輩はとても医療事務の仕事が好きだったようでいつも楽しそうに仕事をしていたのを覚えています。
人間関係、環境に恵まれている
わたしは一番長く勤めた職場で約6年でしたが、その時は一緒に働いている人に恵まれていたため人間関係で辞めたいと思ったことは一度もありませんでした。
医療事務の入院会計を3人でやっていたのですが、
いつも協力して仕事をしていたし、困ったことがあったら相談したり、レセプト時も残業することなく帰れたし、有給もとる時は相談して月に1度は取れていたりとても環境にも恵まれていました。
人間関係が良かったり、しっかり休みが取れることでストレスがないとかなり仕事は続けやすいと感じました。
転職のタイミングを逃した
学生で卒業してから医療事務の仕事を始めて辞めずにずーっと同じ職場で働き続けている人がいました。
独身の女性でアラフィフの方ですが、一緒に働いてきた人がいなくなってもその方だけはまだいます。
基本的にはやさしい人ですが、とても個性の強い方で、負けず嫌いの所もあります。
一度30代の頃に他の病院へ転職するために面接を受けたと聞いたことがあるのですが、転職していないのでおそらく受からなかったのではないかと思います。
他の人がどんどん辞める中で転職のタイミングを逃し続けているパターンです。
辞めるタイミングを逃した
長く医療事務をやっていると周りの人がどんどん辞めていって、誰かが育ったら辞めようと考えていると辞められなくなる場合があります。
仕事の引継ぎをするまもなく辞められたり、もしくは仕事を抱えてしまったり自分の代わりになる人がいないと辞めるのが難しくなります。
一緒に働いていた先輩でその方は10年以上同じ職場にいましたがその人しか出来ない仕事がたくさんありました。
結婚を機にパートになりたいと聞いたことがありました。
周りにどんどん仕事を振っていたらよかったのですが、その前に後輩が辞め結局仕事のストレスで体調を崩して退職してしまったようです。
仕事の引継ぎもなかったようで、残された人たちはかなり苦労していました。これはよくないパターンですね。
医療事務を続けている人の特徴
では医療事務を続けている人にはどんな特徴があるのでしょうか?
わたしの偏見もあるので参考程度にして下さい。
責任感が強い
この職場は自分がいないと回らないとか、後輩がまだ育っていないのに辞められないと思っている責任感の強い人は辞めずに残っています。
責任感が強すぎてお局化すると、後輩からは「早く辞めてくれないかなー」と思われている可能性も大いにあります。
責任感が押しつけがましくなく、上手く職場が回るような対応をしてくれる人は重宝されるのでいつまでも続けられるでしょう。
受け身である
受け身の人は職場で何か起こっても基本的には文句を言わず従うことができるので、不満が出にくく辞めることが少ないように思います。
働いていると何かしら文句が言いたくなるようなこともありますが、上手くそれを受け止めたり、流したり、自分なりに消化できる人はとても強いと思います。
職場をすぐ辞めるわたしは一言文句を言わないと気が済まないので受け身の人はなぜ受け入れられるのか理解はできないのですが、すごいと思うし尊敬します。
辞める理由がない
辞める理由がない人は仕事が続く人です。
仕事内容、職場環境、人間関係、給料に不満がなく、結婚や出産などライフスタイルの変化がなければ辞める理由はありません。
長く勤めると休みなどの融通も利きやすくなるし、昇給があれば給料も上がっていきます。
わざわざ時間や手間をかけてまで転職する必要もないので辞めずに続けていくことができるのです。
【まとめ】医療事務は辞める人が多い理由と医療事務を続けている人の特徴とは?
医療事務は辞める人も多いですが、自分に合っていれば長く続けられる仕事でもあります。
それでも合っていなければ早めに見切りをつけて違う仕事を探した方が人生の貴重な時間を大切に出来ます。
同じ医療事務でも職場が変われば仕事内容も、人間関係も、環境も全然違いますのでまだ医療事務に興味があるのであれば転職してみてくださいね。
画像出典:リクルートエージェント
医療事務からの転職を考えているのであれば、一番最初に登録しておくべきなのはリクルートエージェントです。
求人数が34万件とダントツに多く未経験職種も豊富にあります。
全国に拠点があり、土日も対応可能なので仕事をしながらの転職活動には最適です。
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