医科2級医療事務実務能力認定試験はどんな試験?受けるべき人は?テキストや問題集の情報も!

医科2級医療事務実務能力認定試験

こんな方に向けた記事です

  • 医科2級医療事務実務能力認定試験の難易度はどれくらいか知りたい
  • どんな人が医科2級医療事務実務能力認定試験を受けるべきか知りたい

医科2級医療事務実務能力認定試験はどんな試験かというと、

  • やや難しいレベル
  • 受験者548人(合格者357人)合格率65.1% ※2022年度
  • 年3回(6月、11月、3月)実施
  • 試験にレセプト作成問題あり

簡単に説明するとこんな試験です。これから詳しく説明していきます。

医科2級医療事務実務能力認定試験を受けるか迷っている時に参考になる記事になっていますのでぜひ最後までご覧ください。

医療事務をやっているとレセプト手書きすることはまずない!勉強すると気付くことたくさんある!

医療事務でどの試験を受けるか迷った時の1冊!

医療事務を試験を受けようと思っていても医療事務の試験ってたくさんあって迷ってしまいますよね。

そんな時におすすめしたいのが、

「初めて学ぶ医療事務 基本からわかり試験合格をめざす」です。

この本には以下の医療事務で人気がある試験の概要と出題例が載っています。

  • 医療事務認定実務者試験
  • 医療事務技能認定試験
  • 医療事務技能審査試験〈医科〉メディカルクラーク
  • 医科医療事務管理士技能認定試験
  • 医科2級医療事務実務能力認定試験
  • 診療報酬請求事務能力認定試験

それぞれの試験がどれくらいの難易度か分かり、どの試験を受けたらいいか参考になる初心者向けの1冊です。

目次

医科2級医療事務実務能力認定試験はどんな試験なの?

医科2級医療事務実務能力認定試験は一体どんな試験なのでしょうか?

試験のレベルはやや難しい

医科2級医療事務実務能力認定試験はの難易度はやや難しいレベルです。

試験時間は120分ですが、学科試験はマークシートで20問、実技試験では診療報酬明細書作成(外来・入院それぞれ1問)合計2問となっていて時間内にレセプトを作成なしなければなりません。

初心者向けの医療事務資格にはマークシートのみの試験も多いですが、医科2級医療事務実務能力認定試験はレセプト作成の実技問題があります。

合格基準は正答率6割以上(問題の難易度によって変動することもあり)であるため、合格率は平均60~80%と高めになっています。

レセプト作成の実技問題がある割には合格率が高いのでやや難しいレベルだと言えるでしょう。

受験者数はそれほど多くない

2003年10月からスタートしている試験ですが、受験者数は548人(2022年度)とそれほど多くありません。

同じ協会が実施ている医療事務認定実務者Ⓡ試験の受験者数11,361人(2022年度)と比べると少ないことが分かります。

受験資格はなし、年3回実施で一般受験は在宅受験のみ

医科2級医療事務実務能力認定試験に受験資格はありません。誰でも受験することができます。

試験は年3回(6月、11月、3月)の実施されています。

受験場所は一般受験の場合は在宅受験です。(団体試験は認定機関のみとなります)

試験はいつまでに申し込む?合否が分かるのはいつ?

試験の出願期間は約2か月前~1か月前までとなっています。

合否がわかるのは試験の実施日から約1.5~2か月ほどかかります。

スクロールできます
 試験日時出願期間合否発送予定日
第1回2024年6月16日(日)
10:00~12:00
2024年4月1日(月)~5月16日(木)2024年8月1日(木)
第2回2024年11月17日(日)
10:00~12:00
2024年9月6日(金)~10月17日(木)2025年1月8日(水)
第3回2025年3月9日(日)
10:00~12:00
2025年1月7日(火)~2月13日(木)2025年5月7日(水)
引用元:全国医療福祉教育協会

試験内容は?

学科試験は、

  • 医療関連法規に関する知識 10問
  • 診療報酬請求に関する知識 10問

《医療関連法規に関する知識》

1.医療保険制度

  • 被用者保険、国民健康保険、退職者医療、後期高齢者医療などについて、それぞれの保険者、法別番号、加入者、給付率等、制度の概要についての知識
  • 療養の給付の内容、現物給付および療養費についての知識と、給付対象外とされるものや給付制限がされるものについての知識

2.保険保険医療機関等

  • 保険医療機関の指定および保険医の登録についての知識
  • 特定機能病院、地域医療支援病院の規定と保険医療の取り扱いについての知識

3.療養担当規則

  • 保険診療を行うにあたっての保険医療機関の責務と保険医の診療方針等の内容についての知識
  • 保険外併用療養費に係る療養の対象となる評価療養・選定療養についての知識

4.公費負担医療制度

  • 制度の目的、概要、対象者や対象疾病、制度ごとの申請先や医療保険との関連と一部負担金についての知識

5.医療関係法規

  • 医療法による医療施設(病院、診療所等)の定義、開設、管理、施設等の基準についての知識
  • 医師法をはじめとする、各医療関係者に関する法律の知識、また、医療機関の従事者の種類とその業務についての知識

6.介護保険制度

  • 保険者、被保険者、給付の内容等制度の概要についての知識
  • 介護保険法に基づくサービス提供や請求、支払いのしくみについての知識

《診療報酬請求に関する知識》

1.診療報酬請求

  • 保険診療のしくみと請求先、請求方法についての知識
引用元:全国医療福祉教育協会

実技試験は、

  • 外来1問、入院1問の診療報酬明細書をそれぞれ作成する

《外来》

  1. 平均的な外来診療例(在宅医療を含む)から、診療報酬明細書を作成する。
  2. 医療保険制度の概要および診療報酬制度のしくみを理解し、頭書きが正しく記載できる。
  3. 診療報酬明細書作成を行うために必要な傷病名、 検査法、医薬品等の用語およびその略語の主なものを理解している。
  4. 点数算定ついて、基本的な計算が正しくできる。
  5. 診療報酬点数表の各項目の告示や通則の基本的な知識がある。
  6. 時間外等の加算が正しく算定できる。
  7. 小児に関する加算が正しく算定できる。
  8. 診療報酬明細書の記載要領について、基本的な知識があり、摘要欄記載が必要な診療行為を理解している。

《入院》

  1. 平均的な入院診療例から、診療報酬明細書を作成する。
  2. 医療保険制度の概要および診療報酬制度のしくみを理解し、頭書きが正しく記載できる。
  3. 入院料の算定及び入院加算の算定を正確に算定できる。
  4. 診療報酬明細書作成を行うために必要な傷病名、検査法、医薬品等の用語およびその略語の主なものを理解している。
  5. 点数算定ついて、基本的な計算が正しくできる。
  6. 診療報酬点数表の各項目の告示や通則の基本的な知識がある。
  7. 時間外等の加算が正しく算定できる。
  8. 小児に関する加算が正しく算定できる。
  9. 診療報酬明細書の記載要領について、基本的な知識があり、摘要欄記載が必要な診療行為を理解している。
引用元:全国医療福祉教育協会

しっかり勉強が必要な試験内容となっています。

医科2級医療事務実務能力認定試験はどんな人が受けるといいの?

医科2級医療事務実務能力認定試験はどんな人が受けるのにおすすめなのでしょうか?

医科2級医療事務実務能力認定試験を受けるといいのはこんな人!

  • 医療事務を始めて半年~2年ほど経っている
  • 医療事務経験ありで実力を試したい人
  • 医療事務未経験だが別の資格は取得済みで少し難しい試験に挑戦してみたい人

医療事務の勉強や現場での知識がある上で受けるといい試験です。

一番おすすめしたいのは、医療事務を始めて半年~2年経っている場合。

仕事を一通り覚えて余裕が出てきた頃に受験すると、現場を知っている分理解がしやすくなりますし、今後医療事務としてステップアップできるでしょう。

医療事務未経験者や初心者、知識がゼロの状態の人には少し難しいのでいきなり受験するのはおすすめしません。

医科2級医療事務実務能力認定試験の勉強方法は?

勉強方法は独学になります。

テキストや問題集を使って勉強しましょう。

医科2級医療事務実務能力認定試験のテキストや問題集は?

主催団体である全国医療福祉教育協会のホームページに公式教材として載っているのが、

  • 初級者のための医療事務BASIC問題集(医学通信社) 2,200円(税込)

その他、推奨書籍として

  • 診療点数早見表(医学通信社)
  • レセプト作成テキストブック(社会保険研究所)
  • 保険診療基本法令テキストブック(社会保険研究所)
  • 図解 からだのしくみ大全(永岡書店)

医科2級医療事務実務能力認定試験の過去問は?

過去問集はありません。

主催団体である全国医療福祉教育協会が公式教材としている、

初級者のための医療事務BASIC問題集(医学通信社) 2,200円(税込)

こちらに過去2回分の問題と解答、解説が載っています。

医科2級医療事務実務能力認定試験は履歴書に書ける?

医科2級医療事務実務能力認定試験は履歴書に書けます。

こちらの記事を参考にして下さい。

医療事務資格を履歴書にどうやって書く?正式名称や具体的な書き方が分かる!

【まとめ】医科2級医療事務実務能力認定試験とはどんな試験?

医科2級医療事務実務能力認定試験はやや難しいレベルで、医療事務経験者や医療事務の別の資格を取得済みの方におすすめであることが分かったと思います。

ステップアップとして勉強したり、実力を試すのに向いている試験です。

ぜひ挑戦してみて下さいね。

医療事務でどの試験を受けるか迷った時の1冊!

医療事務を試験を受けようと思っていても医療事務の試験ってたくさんあって迷ってしまいますよね。

そんな時におすすめしたいのが「初めて学ぶ医療事務 基本からわかり試験合格をめざす」です。

この本には以下の医療事務で人気がある試験の概要と出題例が載っています。

  • 医療事務認定実務者試験
  • 医療事務技能認定試験
  • 医療事務技能審査試験〈医科〉メディカルクラーク
  • 医科医療事務管理士技能認定試験
  • 医科2級医療事務実務能力認定試験
  • 診療報酬請求事務能力認定試験

それぞれの試験がどれくらいの難易度か分かり、どの試験を受けたらいいか参考になる初心者向けの1冊です。

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この記事を書いた人

医療事務歴13年、1歳、4歳のママで現役医療事務。(時短勤務)
医療事務歴 正社員→派遣から正社員→パート→時短
主に病院の入院会計担当。資格なしからの就職、転職などの経験を元にブログを書いています。

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