医療事務のレセプト残業の実態は?【体験談】レセプト時の様子も分かる

この記事でわかること

  • 病院勤務の医療事務のレセプト残業の体験談

医療事務のレセプト残業の実態はどうなのか気になりますよね。

わたしは3つの病院(入院施設あり)を経験していますが、そのうち1つの病院ではレセプト残業はありませんでした。

どれくらい残業するのか?レセプト時の残業の様子をお話します。

わたしが入院会計を担当していたので入院の方が詳しいのですが、外来のレセプトの実態もお伝えしていきます。

もちろん病院やクリニック、診療所ごとに違うと思います。今回はわたしの体験談なので参考程度に見てくださいね。

医療事務歴10年以上のわたしがレセプト残業の実態をリアルにお伝えしていきますよー!

目次

医療事務のレセプト残業いつからいつまで?

毎月1日から始まり10日までに提出が必要なレセプトですが、外来と入院ではレセプト点検を始める日にちが異なります。(病院で違うかもしれませんが)

外来でも入院でも残業は10日まで毎日ということはなく遅くまで残るのは1~2日でしたです。

遅くても21時前までには終わっていて、19時台まで残ることが1番多かったです。

新人の頃はレセプト点検をしないか早く帰れることもあります。

経験者で転職した場合は最初の月からレセプト点検をすることが多いです。

外来のレセプトの実態

外来は月末最後の診察日にレセプトを紙で出して点検します。

その前に病名漏れを確認したり、必要なコメントを入力したりする場合もあります。

その場合は確認後にレセプトを紙で出してレセプト点検を始めます。

外来は全体の枚数が多いので、全部点検が終わるまでに何日もかかり1週間近くレセプト点検で残業することもあるでしょう。(慣れてきたり患者さんが少ない月は早く終わる)

外来のレセプトはわたしが経験した病院では、病名漏れや先生に確認して欲しい気になるレセプト以外は先生に見せていませんでした。

入院のレセプトの実態

入院は月初めの1日(休みの場合は月初めの最初の出勤日)からレセプト点検を始めます。

夜中も患者さんがいるので、入院中の患者さんのレセプトは1日以降しか出すことができません。

入院のレセプト点検はカルテからコストを拾い終わったらレセプトを紙で出して点検していきます。

入院のレセプト点検は1回だけではなく2回点検することが多いのですが、1回目が一番時間がかかるので大体1~2日は20時くらいまで残って残業していた病院がありました。

退院した患者さんのレセプトは退院したらレセプト点検が可能なので、通常業務の時にレセプトを紙で出して点検することが多かったです。

薬、手術や処置、点滴、リハビリなど外来よりも内容が多く患者さん一人あたりの枚数も多いので時間がかかります。

入院のレセプトはわたしが経験した3つの病院のうち2つの病院では先生に全部見てもらっていました。

しっかり内容を確認してくれ、必要なら詳記やコメントを書いてくれる先生もいれば、事務任せで本当に見ているのかな?と思う先生もいたり様々です。

レセプトの返戻(へんれい)対応

レセプトを送信して翌月のレセプト期間中に国民健康保険団体連合会(国保)や社会保険診療報酬支払基金(社保)から返戻があります。

返戻(へんれい)とはレセプトの記載内容に対して不備や誤りがあった場合に差し戻されることをいいます。

毎月5日前後に郵送されてきます。

わたしがいた病院では職場のベテランの人が対応していましたが、医療機関によっては担当の人がいるかもしれません。

新人や入ったばかりの人が対応することはほとんどありません。

返戻の内容にもよりますが返戻で残業することはないでしょう。

残業時の様子

診察が終了していたら静かで、必要なこと以外は誰も話すことなく黙々とレセプト点検をしています。(職場によるかもしれません)

診察がある時は電話対応や会計、レジなど通常業務の間に手の空いている人がどんどんレセプトを進めていきます。

それぞれお菓子や飲み物を準備している人もいました。お菓子をくれる先輩がたまにいます。

例えば20時までと時間を決めてやることもあったり、レセプト点検で切りのいいとこまでやってその日は終わることもあります。

残業ぐあいは職場にもよりますが、相談して決めたり先輩が言われるのに従う場合もありました。

外来は全部のレセプトをみんなで見ることが多いです。

入院はみんなで全部のレセプトを見ることもあるし、自分が入力している担当の患者さんをメインで見ることもあります。

早く帰りたいので集中してレセプトを見ていますが、夕方過ぎてくると1日の疲れもあり効率が下がってくるので枚数の多いレセプトはなかなか進まないこともよくありました。

残業なしの場合

レセプト残業なしの病院では定時になったら帰っていました。

他の病院ではレセプト残業はありましたが、出産して育休復帰後は定時になったら帰らせてもらっていました。

他の人は残業していたので心苦しかったですが、通常業務の時に自分が出来る最大限のことをするようにしていました。

病院やクリニック、診療所ごとに対応は違うかもしれません。

独身時代はわたしももちろん残業していましたが、働くママになってみると残業をしてくれる人が職場にいることはとてもありがたいことだと実感することが多くなりました。

最後に

今回のレセプト残業や様子はあくまでわたしが経験してきた病院の様子です。

病院やクリニック、診療所で違ってきます。

最近では電子カルテやレセプトのチェックソフトを使うことが多いので一昔前より残業は減ってきているようです。

わたしも経験がありませんが、紙でレセプトを提出していた時代から考えるとオンライン請求になったり電子カルテになったりずいぶん楽になりました。(先輩談)

AIが発達してきて医療事務の仕事がなくなるとも言われていますが、レセプト請求に関しては近い将来あり得るかもなんて個人的には思っています。

仕事がなくなったら困りますけどね。でも楽になるのは大歓迎です。

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この記事を書いた人

医療事務歴13年、1歳、4歳のママで現役医療事務。(時短勤務)
医療事務歴 正社員→派遣から正社員→パート→時短
主に病院の入院会計担当。資格なしからの就職、転職などの経験を元にブログを書いています。

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