病棟クラークとは?入院会計の医療事務兼任の1日の流れを公開

この記事でわかること

  • 病棟クラークと入院会計の医療事務兼任の仕事内容と1日の流れ

わたしは病院で、病棟クラークと入院会計の医療事務を担当しています。

病棟クラークと入院会計の医療事務は元々別の仕事ですが、個人病院のように小規模な病院だと兼任することも多い仕事です。

では、これからどんな仕事内容で1日を過ごしているのか?忙しさはどのくらいなのか?お伝えしたいと思います。

医療事務歴10年以上、ほぼ入院会計を担当してきたわたしが病棟クラークと入院会計の1日を紹介していくよ!興味がある人必見!!

わたしの勤務状況

  • 9時~16時勤務(パート勤務)
  • 出勤は週5で月~土のうち5日間出勤
  • 主な業務は入院会計、クラーク業務、入院のレセプト
  • 病床数約60床
  • 診療科は外科系、手術は1日多くて3件ほど
  • 同じ業務を2人でやっています
目次

病棟クラークと入院会計の医療事務1日の流れ

09:00 出勤、当日退院の請求書作成

10:00 前日入院の会計入力

12:00 お昼休憩

13:00 翌日入院する患者さんの準備

13:30 入院中、翌日退院の患者さんの会計準備 

15:30 翌日入院、翌日退院、手術予定の患者さんの把握

16:00 退勤

その都度対応 急きょ入院する患者さんの準備、入院費の概算作成、患者さんの書類の対応など

STEP
09:00 出勤、当日退院の請求書作成

出勤するとまず当日に退院する患者さんの請求書を作成をします。

入院患者さんは大体10時前後に退院することが多いのでそれに合わせて請求書を作成し、患者さんの部屋に持っていきます。

土曜日は退院が多い(最高で10人くらい)ことが多く、一人で作成する時は焦ります。

STEP
10:00 前日入院の会計入力

入院の場合は入院日の翌日にカルテからコストを拾って会計入力をしておきます。入院日は検査や処置をすることが多いので早めに確認しておきます。

電子カルテからコストを確認して、医事コン(レセコン)と呼ばれる専用のソフトへの入力になります。

保険証や限度額適用認定証の確認などもあるため入院が多いと午前で終わらないこともあります。

STEP
12:00 お昼休憩

12時になるとお昼休憩に行きます。病院内に食堂があるのでそこでお昼ごはんを食べます。

急きょ入院が入ったり、退院が決まったりすると休憩時間をずらすこともあります。

STEP
13:00 翌日入院する患者さんの準備

別の病院から転院してくる患者さんや、手術予定の患者さんは前もって入院日が決まっているので、入院の準備をします。

ベッドネーム、リストバンド、入院案内や記入が必要な書類などを準備しておきます。

入院の7割くらいは予定入院の患者さんになります。

STEP
13:30 入院中、翌日退院の患者さんの会計準備 

入院中や翌日以降に退院が決まっている患者さんのコストを電子カルテからひろい入力をしていきます。

手術をした患者さんは点滴や処置が多いので優先的に入力していきいます。

カルテをみて退院が決まった患者さんがいたら、前もって概算金額を伝えたり、未成年や認知症の患者さんにはご家族に事前に連絡するようにしています。

STEP
15:30 翌日入院、翌日退院、手術予定の患者さんの把握

病棟にあるホワイトボードに記入する為翌日の入退院の患者さんや手術予定を把握しています。

STEP
16:00 退勤

もう一人の同じ業務をしている人に自分が把握した患者さんに関する申し送りをし、退勤します。

残業はほぼありません。

STEP
その都度対応 急きょ入院する患者さんの準備、入院費の概算作成、患者さんの書類の対応、退院患者さんのレセプト点検など

急きょ入院があったら準備をしたり、看護師さん経由で患者さんから頼まれた入院費の概算連絡や、生命保険の書類を預かったりその都度対応しています。

入院の医療事務と病棟クラークの忙しさは?

忙しさは入院や退院が多いとバタバタしますが、基本的には落ち着いて仕事が出来る環境です。

患者数が少ない病院なので入院の医療事務と病棟クラークを兼任してもそこまで忙しくはありません。

同じ業務をしている人がもう一人いますが、外来も兼任のため病棟に常にいるのはわたしだけで、患者さんの対応は基本的に一人でやっています。

ほぼ一人での仕事になりますが、わたしには合っているようで気楽に仕事が出来ます。

手術の内容も先生ごとにほぼ決まっているので、新しく覚えることも少なく慣れたら難しいことはありません。

レセプトの時期は残業はある?

レセプトの時期は請求書作成など最低限必要な業務だけをこなしてから時間内でレセプト点検をしています。

月初めだけではなく、月の半ばや月末にも退院した患者さんのレセプト点検をしているので、レセプトの時期も残業することなく定時に帰っています。

医療事務1日の流れのまとめ

もちろん病院によって忙しさや仕事内容は異なります。

わたしは3つの病院を経験してきましたが、今が一番余裕がある状態で仕事が出来ています。

他の病院の時は、同じ仕事内容でも残業続きだったり、入院会計とレジや電話対応があったり忙しさが全然違いました。

今務めている病院は実は出戻りで1番最初に勤めていた病院で再度働いています。

仕事内容はその時とほぼ変わっていませんが、今の方が力を抜いて仕事が出来るようになっているし、経験も積んできているので要領よく仕事が出来るようになっています。

今の病院は電話対応の必要がなく、その分マイペースに仕事が出来るのでありがたいです。

外来医療事務の方が忙しい病院もあれば、入院医療事務の方が忙しい病院もあると思いますが、平均的には入院医療事務の方が早く帰れると思います。外来だと診察が終わるまで帰れないので、、、

今はパートで子育て優先中なので早く帰れる入院事務はありがたいです。

医療事務と言えば外来勤務の方が多いのであまり参考にならないかもしれませんが、入院医療事務もおすすめなので興味がある人はぜひチャレンジしてみて下さいね。

あわせて読みたい>>病棟クラークとはどんな仕事?給料は?医療事務との違いとは?

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この記事を書いた人

医療事務歴13年、1歳、4歳のママで現役医療事務。(時短勤務)
医療事務歴 正社員→派遣から正社員→パート→時短
主に病院の入院会計担当。未経験からの就職、転職などの経験を元にブログを書いています。

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