この記事でわかること
- 医療事務を辞めることが決まったら退職日までにやっておいた方がいいこと6つ
退職することを職場に伝えて退職日が決まっているあなた。
退職することが嬉しくて待ち遠しい気持ちは分かりますが、退職までにやっておかないと退職した後に後悔する可能性があります。
そこで今回は退職が決まったあなたが退職までにすべきことをお伝えします。
医療事務で病院を3回辞めたことがある経験者が教えます。
これを読むと退職日までにやることが分かるので安心して退職できますよ!
医療事務を辞めることが決まったら退職日までにやるべきこと
- 最低3か月生活できる金額を貯金する
- 保険証を国民健康保険か任意継続か家族の扶養に入るか決めておく
- かかりつけ医や眼科(コンタクト処方)に受診しておく
- 転職活動をする
- 有給休暇の消化計画を立てる
- 退職時に持参するお菓子の準備
最低3か月生活できる金額を貯金する
転職先が決まっている場合は関係ないので飛ばしてください。次へ進む>>
退職後にゆっくり転職先を探そうと思っているあなたは、最低3か月生活できる金額を貯金しておきましょう。
なぜ3か月かというと自己都合による退職の場合は雇用保険(失業手当)がもらえるまでに約3か月かかるからです。
退職金をあてにしている人もいるかもしれませんが、手続きが必要だったりしてすぐにもらえない職場も多いです。
実家に居るから生活費はかからないと思っているかもしれませんが、辞めた後は意外とお金を使います。
例えば住民税です。働いている時から自分で支払いをしている人(住民税は給与天引きと自分で払う方法があります)は大体いくらくらいかわかっているので大丈夫です。
しかし、給与天引されている人は住民税がいくらか把握していない場合も多く、退職後に何万もする(何か月分かまとめて請求される)納付書が届いてびっくりするかもしれません。
他には退職後は定期代やガソリン代は支給されないので移動するのに交通費がかかります。
あと、退職後は羽目を外して遊んだり、友達と会う機会が多くなったり、ひまな時間が増えるのでその時間をつぶすためにお金を使いがちです。
わたしが退職した時はひまつぶしにDVDと漫画を毎日のようにTSUTAYA(レンタルショップ)でレンタルしていました。(今はネットで借りられるので時代を感じますね・・・・・・)
それで月に1万、2万くらいを平気で使っていました。
つまりお金が必要ということです。3か月分だと40万~50万です。すぐに貯まる金額ではないので最優先で取り掛かりましょう。
保険証を国民健康保険か任意継続か家族の扶養に入るか決めておく
退職日の翌日からは今使用している保険証は使えません。
退職日の翌日からの転職先が決まっている場合は関係ないので飛ばしてください。次へ進む>>
仕事でさんざん保険証を見ているので自分は大丈夫と思っているかもしれませんが、退職後の保険証の手続きは意外と知らない医療事務の人も多いです。
あなたは医療事務をしているのでよく分かっていると思いますが、病気やけがは予想がつきません。しっかり把握して困ることが無いようにしておいてください。
退職後の保険証は3択から選べます。いずれも退職日の翌月からしか手続きはできません。
①国民健康保険に入る
退職日の翌日から14日以内に住んでいる市区町村役所の窓口で手続きする必要があります。
必要な物をわたしの住んでいる市で調べたら
- 健康保険の資格喪失証明書・退職証明書・離職票のうちいずれか1つ
- キャッシュカード
と記載がありました。どの市区町村にも必要なものはホームページに記載があると思いますのでぜひ調べてみて下さい。
保険料は収入や市町村で異なるようですが、このサイトで所得などを入力すると目安となる金額を計算してくれました。参考にしてください。
参考サイト:国民健康保険の自動計算サイト
②任意継続の被保険者になる
医療事務をしているあなたに説明するまでもないかもしれませんが、任意継続とは退職後も勤務先の健康保険に2年間継続加入できる制度です。
利用するためには条件があります。(協会けんぽのホームページから引用)
- 資格喪失日の前日までに「継続して2ヶ月以上の被保険者期間」があること。
- 資格喪失日から「20日以内」に申請すること。(20日目が営業日でない場合は翌営業日まで)
手続きに必要な物(協会けんぽのホームページから引用)
- 健康保険任意継続被保険者資格取得申出書
- 退職日が確認できる書類(退職証明書のコピー、雇用保険被保険者離職票のコピー、健康保険被保険者資格喪失届のコピー等、事業主または公的機関が作成した資格喪失の事実が確認できる書類)
- 申出書の健康保険資格喪失証明欄(事業主記入用)への記載
退職後は職場で約半分負担してくれていた保険料を自分で払わなければならなくなるので約2倍になると考えて下さい。
今回は参考のために協会けんぽの条件や手続きに必要な物を記載していますが、必ず自分が入っている保険者で確認してください。
③家族の扶養に入る
親や夫や妻など家族と住んでいる場合は家族の社会保険の扶養に入ることができます。
扶養の定義はこちら【協会けんぽ】を参考にして下さい。
退職日以降にご家族の保険者で手続きをするようにしましょう。
かかりつけ医や眼科(コンタクト処方)に受診しておく
退職日の翌日から新しい保険証に変わります。
ほとんどの場合保険証発行の手続き後、手元に届くまで半月程かかると思って下さい。(国保はその場で発行してくれる市区町村もあるようですが後日郵送のところも多いです)
退職してからゆっくり受診すればいいやと思っていたら保険証が手元になくて受診できない!ということも十分あります。
ですのでかかりつけ医やコンタクトを処方するために眼科にかかっている人は退職日より前に受診するようにしましょう。
わたしも持病で月1回受診をしているので、退職の時は退職日から1か月以内は受診しないように気を付けていました。
転職活動をする
退職後に働く予定のある人は在職中に転職活動をしておくのがおすすめです。
おそらく有休も余っているでしょうし、退職後はゆっくりしたくなって転職活動が面倒になる可能性もあります。
わたしは転職を10回近く経験しています。一番長く空いた時で1か月なのであまりお話しできる経験談はないのですが、
経験者から聞くと退職から3か月以上空くと、焦ってきたり、やることがなくなってきたり暇を持て余してしまうようです。
そしてやたら部屋がキレイになるという話も聞きます。(やることなくて掃除するしかないらしい)
ですので、退職してすぐか、1か月後や2か月後に新しい職場で働けるように転職活動を進めておいた方がいいでしょう。
有給休暇の消化計画を立てる
有給休暇が残っている場合は退職日までに消化できるように計画を立てましょう。
小さいクリニックなど人数が少ない場合はなかなか有給消化するのが難しいかもしれませんが、有給休暇は法律で定められた労働者に与えられた権利です。
参考サイト:労働者の方へ | 年次有給休暇取得促進特設サイト | 働き方・休み方改善ポータルサイト (mhlw.go.jp)
取りづらいのはよく分かりますがどうせもう退職することは決まっています。気を使う必要はありません。
たまに予定がないと有休を使ってはいけないと思っている人がいるようです(医療事務はとても真面目な人が多いですね)が有給休暇の使い方は自由です。
一日中家でゴロゴロするために使ってもまったく問題ありません。
ちなみにわたしは、二日酔いや、明日は暇だからとか、そろそろ平日休み欲しいなと思って休んだりしています。(いずれも職場にはちゃんと連絡していますよー)
退職時に持参するお菓子の準備
退職する時にどこの部署まで、誰に、何を渡すか、決めておき準備しておきましょう。
渡した後持ち帰りやすいように一人分が袋に入ったお菓子がおすすめです。
長く勤めていると医事課など自分が所属している部署以外にもお世話になった方はたくさんいるでしょう。
先生や看護師、PT、ST、OT、放射線技師、薬剤師、医療秘書などお世話になった方々に失礼のないように最後はあいさつをして退職しましょう。
渡す人数を把握したり、誰に何を渡すか、考えたり、買いに行ったりするのに意外と時間がかかります。
後から買い忘れに気付くこともあります。最終出勤日の1週間前までには準備しておきましょう。
最後に
医療事務をやっている人は真面目な人が多いので事前に分かっていたり、調べている人も多いかもしれませんが、ひとつくらいは新しい気づきがあったら嬉しいです。
退職することが決まってから退職日まではあっという間です。
退職してから後悔することがないように事前にやるべきことを済ませておきましょう。
そうすることで最終出勤日には心残りなく退職できますよ!
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